ゴー宣DOJO

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小林よしのり
2015.8.8 00:20ゴー宣道場

第49回「ゴー宣道場」アンケート回答(その2)


第49回「ゴー宣道場」アンケート回答の2です。

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◆松竹氏の、自衛隊の方々との取り組みに、
大変興味がわきました。
“戦争をさける方法を考え続ける軍隊”として自衛隊が
存在するのであれば、逆説的ではありますが、
大変意義深いのではないかと思います。
笹師範の遺骨ご帰還の活動は、まさに母性が
根底にあるのだと思いました。
(埼玉県・46歳女性・パート)

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その自衛隊も間もなく米軍と一体化してしまいます。

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◆よしりん先生は自身が司会なさる事を心配なさって
いたようでしたけど、すごくうまかったですよ。
特にいつも司会をなさっている笹さんから色々な話を
引き出していたところを見て驚きました。
泉美さんからの話も非常に興味深く、女性からの
戦争の話は男の自分としては大変勉強になりました。
よしりん先生の司会はまたやってほしいと思いました。
(東京都・24歳男性・フリーター)

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笹さんの話を引き出すのは元々の目的だったから
納得したけど、司会はもうやだ。

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◆慰安婦問題については、過去の問題というだけでなく
未来の問題でもあるということが、今回の道場で
わかったことでした。
女性隊員の問題、男性隊員の性の問題、戦地で
亡くなった場合のこと、軍神様のような体になったときの
保障、保険の問題などなど、国家は国民全員で
守らなければいけないことですが、覚悟と同時に
考えておかなければいけない問題がこんなにあるなんて
気が遠くなりそうでした。
(東京都・40代女性)

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いやあ、それに気づいてくれたのは嬉しいが、
自民党も自称保守も何も考えてないことなんだよね。

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◆松竹先生がおっしゃられていた、終戦から何十年も
経っても湧き上がってくる言葉にし難い“何か”が、
日韓だけでなく、世界中で起こり、賠償問題として
現れているとの指摘は、疑問点が多く、理解できて
いませんが、無視してはならない大事な視点だと
感じます。
(神奈川県・28歳男性・大学院生)

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過去の戦争の反省だらけになるのかな?
そうなりゃ、戦争も抑えられるけど、現在の状況は
破滅に向かってるような気もするからなあ。

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◆現代の戦争においても、軍内でのレイプや
セクハラが起こっているということは、やはり
いつ死ぬかわからない状況での男性の生存本能は
おさえきれないのではないでしょうか?
外国の戦争映画では、よく軍神的にあがめられた
女性戦士等出てきますが、現実はやはり
ありえないでしょう(オール・ユー・ニード・イズ・キルや
パシフィック・リム等)。
やはり、国がきちんと職業とみとめた慰安婦制度を
構築して軍隊内に設置するべきだと思います。
そうゆう仕事が好きな女性もいると思いますし
(勝手な思い込みですが…)。
(東京都・47歳男性・会社員)

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具体的に考えると、一人で何人も相手するというのは、
やっぱり難しいかもね。

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◆『卑怯者の島』のお話はあまり出ませんでした…ね。
本の中で「女は戦争に行かない(行けない?)」という
くだりが出てきましたが、自分も、正直、女性は戦争に
向かないと思います。
会場の女性も発言されていましたが、女性は月1で
気分のムラがあるし、体力も正直男性に及ばないし…。
機能的に無理があるのだと思います。
女性が出産で命をかけているというのは事実だと
思いますが、それが命懸けの戦闘と対価かと言えば
そうではないと思います。
かと言って、戦闘に向かないというだけで、
女性は卑怯だー!と言われても、すこーし
カチーンとくるし(笑)…。
(東京都・38歳女性・看護師)

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女は戦争に関わらなくていいよ。
クルド人は女性兵士が活躍してるけど、
あれは民族の存亡をかけた戦いだからね。

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◆軍隊の「性欲」と「戦死後」の対応を、どうすれば
良いのか考えさせられた。自身に引きつけて
考えてはみるが、身近な政治的な「運動」などの
行為として関わっていくべきなのか、身近な
共同体の内で、自身の言葉として、公論に近づけて
いけるのか、常々考えさせられています。
(茨城県・38歳男性・高齢者介護)

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性欲と戦死、これ頭が痛い難問です。

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◆自衛隊や自衛官を格別倫理観や道徳心のある
組織や個人や人物とみなすのは適当ではないと
思うので、戦場に日本の代表として送り出すからこそ、
厳しくみておくべきと思っています。
「慰安婦と軍人の性」について触れて頂いた際、
そういった問題が現在的でもあるという観点から
論じて頂き、よかったと思いました。
現在もPKO隊員(他国)の買春問題もありますし、
私個人としても任務や訓練で疲弊した後など、
はりつめていたものが緩和した際、
どうしても女性を抱きたくなり、またそれを果たした
ということを(犯罪とかではないです!!念のため)
吐露しておきます。
たかだか数日~数週間の「訓練」でさえそうですから、
実際の戦場ではどうなってしまうかということは、
切実な問題と思っています。
(男性・自衛官)

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勇気ある、そして誠実な告白に感謝します。
「頼むぜ、死んでくれよ」としか言わない国民じゃ
無責任だから、考えてあげなきゃね。

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◆慰安婦問題については、謝罪しなきゃいけない
ところは謝罪すべきだと思いました。
アメリカにとって今のアベ政権の日本というのは
「自分に都合のいい女」ではないかと思って
しまいました。日本は「都合のいい女」にされている
自覚はなく、「私をいつも守ってくれている」と
カン違いしています。いつかは美味しいところだけを
食いつくされて捨てられるでしょう。
(大阪府・46歳女性・主婦)

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大事にしてくれはしないのよ。
尖閣諸島は日本の「領土」とすら明言しないのだから。
思わせぶりにして操ってることに気づかないんだな。
騙される馬鹿な女の典型だよ。

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◆「人権意識の発達で、過去の罪(奴隷制・植民地支配・
慰安婦問題など)を訴えられるようになった」というが、
私は違うと思う。国家が私利私欲のため他の国家に
イチャモンつけてるだけのような気がする。
また、小林師範の「あえて」謝罪もよくないと思う。
日本はいつも「あえて」何かをやって失敗してきたのでは
ないだろうか。謝罪されて、いやされるとかちょっと
疑わしいと思う。むしろ、東氏が前回主張していた
「歴史観を合意させないことを合意すべき」じゃないか
と思った。
過去の価値観を現在の価値観で断罪して
よいのだろうか?
(東京都・28歳男性・営業)

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歴史観は「実証主義」で国家間でも合意できる部分は
あると、わしは考えます。
原爆投下に対する歴史観でも、アメリカ側から
自国が悪いという歴史観はまだ少数派とはいえ、
出てきています。
わしはいずれ「原爆投下は絶対悪」とする認識が
アメリカ国内にも広がると思います。
慰安婦問題はすでにアジア助成基金という方法で、
国と民間の協力で、償い金を出して、橋本元総理が
おわびの手紙を渡しています。
同様の方法で、もう亡くなるだろう女性たちに、
「我々の祖父を癒してくれてありがとう」という
感謝の意を込めて謝罪すれば、彼女たちが今度は
癒されるでしょう。
そのためには挺対協だけが邪魔なので、韓国政府と
元慰安婦たちで、これを抑え込まねばなりません。
しかし、あなたは松竹さんの本を読みましたか?

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◆ゴー宣道場を知ってから、日本も軍隊を持ち、
自立して独立国家になるべきだと思っていた所に
『卑怯者の島』で戦争の不条理、恐ろしさ、
当事者となる覚悟を問われた様な気がして、
逃げたい気持になったが、今回の道場に参加して、
外交できる事、戦争を避ける為に出来る事が
色々ある事がわかった様な気がして少しホッとした。
考え続ける事の大切さを改めて実感できたと思います。
ありがとうございました。
(千葉県・32歳男性・会社員)

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固まったらイデオロギーになります。
思想は永久運動です。

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◆憲法九条の話、もっと聞きたかったです!
『卑怯者の島』矢我隊長の“誰もが一秒先に勇敢と卑怯
どちらに転ぶかわからないのだ。他人の命を犠牲に
蓄えられた食糧を盗む卑怯だって、次の勇敢の
布石かもしれぬ” 小っちゃい自分はこの言葉にとても
勇気をもらいました。
『卑怯者の島』ものすごい生命を感じました。
道場の感想ではありませんが…
(埼玉県・41歳男性・水道メーター検針)

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色んな箇所で何かを思ってくれたら嬉しいね。

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◆憲法9条のこと、軍は何を守るのかということ、
おもしろそうです。
特に後者について、いつも偉い人たちが「国民の
生命と財産を守る」といっているのを見るにつけ、
「それだけ?」と思っていました。
みなさんはどう感じているのでしょうか。
(宮城県・42歳男性・教員)

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あの言葉は安易だよ。薄っぺらい。

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◆慰安婦問題で戦い続けていたのを一読者として
見ていた自分としては、本日の小林先生のご意見は
とてもマイルドになったと感じ、少し驚きました
(昔なら松竹先生のひと言で大議論になったのでは?)。
「小林が変わった!」「オワコンだ!」とネトウヨは
騒ぐでしょうが、勉強を続け、思想を繰り返し、
変わる事を恐れない姿勢に共感を覚えます。
(東京都・38歳男性・会社員)

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原則として「人さらい強制連行」はなかったのだから、
そこは不変です。
だが官憲が関わって騙したり、未成年の少女を
レイプしたのは、人間として断罪せざるを得ない。
その時代にわしが生きていても、少女のレイプは
止めた。


小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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